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節電とLED照明について



節電と照明器具、特にLED照明について、考えてみました。
皆さんは、どのようにお考えでしょうか?

 先般の震災をキッカケに、節電への取り組みが一気に進んでいるのですが、
単純に「自粛」と「我慢」を重ねるだけの節電は、長続きしないうえに、
いつか、どこかで、その反動としての不具合が表面化しそうな気がしてなりません。
 既に、無理な節電行動により、命に関わる事故が起こったり、生活者のストレスが増大していたりします。
 ただ、これまでの日本の住宅の照明は、必要以上に「明る過ぎ」、「眩し過ぎ」であった感は否めませんので、
どのようにして、生活の質を落とさずに、且つ、節電(省エネ)を進めていくのかを考えていかねばならないことには違いありません。

 * 日本のオフィスの全体照明も、750ルクス以上が推奨された流れを、そのままに、全体的に明る過ぎるようです。
   アメリカでは、その30%以上少ない500ルクス以下でも充分としていますし、
   日本でも、別途、500ルクス以下が望ましいという指針が発表されているようです。

 こうした公的推奨基準の見直しも進んでいることもありますが、
全体(基本)照明は、現状よりも控えめにして、仕事・読書・食事などの作業に必要な灯りを、
必要な場所に(で)、
必要な時だけ、
必要な分(明るさ)だけ、

補うというスタイルに変えていく「灯りの最適化」こそが、
生活(作業)の質を落とさずに、且つ、節電を進める場合の、最善の方法ではないかと思います。

 現状を見ると、節電(省エネ)の手段として、LED照明が一気に普及しています。
 一方で、白熱電球は生産の縮小・中止が推奨されているのですが、
個人的には、LED照明が、灯りで節電を推進するための「有無を言わさぬ免罪符」であるとは考え難いのです。
 そして、節電(省エネ)・CO2削減にとって、“白熱電球は「悪」である。”と決め付けるような風潮にも疑問を感じます。

 白熱電球から、同ワット数相当と表示のあるLEDランプに交換すると、構造や発光面の都合(今では随分改善されてきたものの)、
やや暗くなったと感じる人が多いかと思います。
そして、慣れた元の明るさを得ようとして、 LED照明台数を増設してしまったりすると、「何のこっちゃ」ということにもなりかねません。

 つまり、大切なことは、
私たち人間が、暮らしの中で、どのようにエネルギーを使っていくべきかを考え、
実践していく「灯りライフスタイルの最適化」にあると思います。


 照明器具・ランプそのものは、節電(省エネ)の唯一無二の方法にはなりえず、
「灯りライフスタイルの最適化」を進めるうえでの、道具・手段の一つにしか過ぎないということだと思うのです。
 LEDランプと白熱電球そのものは、どちらが善でも悪でもありません。

 ただ、LEDランプは、省電力・長寿命のメリットのほかに、調光・光色のコントロールに柔軟性があるので、
白熱電球では得がたかった
新しい分野(場面)、
新しい使い方(活用)、

の可能性が大きく、期待されています。
 新しいスタイルで活かされるべき、新しい灯りなのです。

 にもかかわらず、 LEDランプを、レトロ・アンティークスタイルの照明器具にあてがうのは、
チグハグな感じがしませんか?

 レトロ・アンティークスタイルの照明器具は、昔から、多重調光も光色可変コントロールも不必要でした。
 点ければ、いつもの慣れ親しんだ灯りで、落ち着き、くつろぎを感じることができれば良いと思うのです。
 それが、役割だと思うのです。

 どんなに、灯り(照明)が進化しても、
ロウソク(蝋燭)には、
ロウソクの使われるべき場所、
ロウソクがふさわしい場面、

があって、ロウソクの灯りがこの世から消えてしまうことは無いと思います。

 同様に、
くつろぎの場であるべき自宅においては、レトロ・アンティークスタイルの照明器具と白熱電球の組合せにより、
懐かしい、慣れ親しんだ、落ち着きある灯りを、上手に取り入れていきたいものです。
 白熱電球・蛍光灯でも、「灯りライフスタイルの最適化」により、
「豊かな灯りのある生活」と「節電(省エネ)」の両立・推進は可能なのですから。

 灯りの思い出・記憶が、LEDだけとなってしまわないようにと思うのは、私だけでしょうか?

 インテリア照明・雑貨の通販店「家暮楽」では、
レトロ・アンティークスタイルの照明器具と白熱電球・電球型蛍光ランプの組合せの商品ラインナップを、
できる限り、LED照明より優先させて、充実していきたいと考えております